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音大を卒業してから本物志向を貫くに至った強烈な体験 by ピアノレッスンルームikoi

  • 音大を卒業してから本物志向を貫くに至った強烈な体験 by ピアノレッスンルームikoi

https://pianodiary.exblog.jp/16499301/

上のブログを読んでから下の記事を読まれた方が
意味がよくわかると思います。

 

桐朋を卒業し、ヨーロッパのマスタークラスを
受講するまでは、ピアノの置いてある環境で
ピアノから出てくる音色や響きがこれほど
違ってくるとは、自分の考えには全く
ありませんでした。

 

=ピアノを自由自在に操って、自分の思った通りの音楽を紡ぎ出す=
ためには、ピアノそのものの事だけでなく、それを響かせる器
=部屋やホールも計算に入れないと、音楽をコントロールする事は
できないのです。

いくらヨーロッパで研鑽を積んで日本に帰ってきても、
だんだんと日本流の音の出し方に戻ります。
それは、日本の気候風土や器の素材がヨーロッパと
全く違うのですから、当たり前のことです。

この「当たり前の事」を体感しているのと
していないのとでは、創る音楽が根本的に違ってくるのです。

僕は、ヨーロッパに行ったことのない人達に体感してもらうための
場所をこの日本の山形(僕の生まれ故郷)に作ったのです。

 

僕のレッスンの生徒には、『演奏する場所場所で、気持ちよく
「自分の音楽を創れる」テクニックや表現力をつけて
もらいたかったのです。

「体感」でわかると自然とピアノを打鍵する「タッチ」が
変わってきます。

そこが『最終的な行き着く境地』です。

 

僕はピアノを通して=いや、このレッスンルームを通して
「世界には自分が知らない事がたくさんあるんだ」ということを
体現してもらいたいのです。

今後の自分の思考が変わり、自分の器が大きくなること=
人生が変わることをプレゼントしてあげたいのです。

 

 

2023.01.14:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

なぜ「東京芸大」ではなく「桐朋学園大」を受験することになったのか?by ikoi

  • なぜ「東京芸大」ではなく「桐朋学園大」を受験することになったのか?by ikoi

高校3年生の夏休み中に、芸大を受けるか
桐朋を受けるか、決めなければなりませんでした。

 

ある夏の昼間、自宅でピアノを練習していると、
なんとなく、すぐそばのベランダデッキに出て、
外の空気を吸いたくなりました。

すぐに実行に移して、開放感を味わっていると
東京芸大受験か桐朋受験かの迷いが頭の中に
浮かんできました。

 

僕のイメージとして「東京芸大」というと
東大の赤門みたいに『そびえ立っている』
イメージで自分の心の中に収まる感じでは
なかったのです。

「桐朋」は、課題曲に自分の大好きな
ショパンのエチュードOp.10-4が入っており、
『これが練習できるのならば、合格を自分の
手元に引き寄せられるかも』と心の中に
すっぽり「桐朋」を入れることができたのです。

この精神状態の差で、桐朋受験を決めました。

 

そして、『心の中にすっぽり収まった桐朋の
イメージを受験終了まで続けて持つことができ、
実技試験でもあがることなく、丁寧に演奏することが
でき』ました。

これが、僕の桐朋学園大学ピアノ専攻試験に合格
することができた理由です。

 

頭の中だけで「大学選び」をするのと
心の中を覗いて、落ち着いて自分自身を見つめて
選択するのとでは、「自分の進むべき道がしっかり
見えている方」を選んだ方が、受験当日に
舞い上がらなくて済む利点があるように
思われます。

 

そういう意味では、高校3年の夏の
『自分自身を見つめる』作業は、
一旦、これまでの自分自身の
「人生の棚卸し」を無意識に
行ったんだと思います。

 

2023.01.13:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

全校生徒の中に男子が数名だけの環境だった高校時代の振り返り by ikoi

  • 全校生徒の中に男子が数名だけの環境だった高校時代の振り返り by ikoi

https://pianodiary.exblog.jp/11642224/
 

上のブログを読んでいただくと、
僕の高校時代がわかり、
下の内容がつかみやすくなると思います。

 

僕が行った高校は、普通科と音楽科の2つがあり、
普通科は女子しかとらなくて、音楽科は男女共学でした。
ということは、『全校生徒の中に男子が数名のみの環境』でした。

 

「芸術」というのは、男性的な部分と女性的な部分=
違う表現を使えば、大胆なところと繊細なところ
両方が必要になってくる気が個人的にはしています。

 

ですから、男子が女子ばかりのところへ飛び込んで
女子をよく観察していれば、学ぶところが多かったと
今にして思いますが、当時は「男性性」「女性性」を
あまり意識しなかったため、自分はそういったところの
吸収をせずに、もったいない過ごし方をしたのだ=と、
今、振り返りで思います。

「もったいない」ということでもう一つ言いますと、
元からあまり「人」(男女の別なくして)を観察してこなかった
ということがあります。

もう少し、人のやることや物事の捉え方、感じ方、に
興味を持って人に接していれば、もう少し
「生きやすい人生」になっていたかもしれません。

 

僕は当時、自分自身の将来や人生にしか焦点を
当てていなかったので、判断材料が乏しかったと
今、思っています。

しかし、「一生懸命生きてきた」とは思っているので、
その当時のことは、『これで良かったのだ』と
思うことにします。

 

 

 

 

2023.01.06:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

幼少期から中学時代までの「自分の性格」や「感情」の棚卸しby ピアノレッスンルームikoi

  • 幼少期から中学時代までの「自分の性格」や「感情」の棚卸しby ピアノレッスンルームikoi

『人生の棚卸し』において、
中学時代まででいったん区切って、
自分なりにまとめてみたいと思います。

 

幼少期から「自分の意見」を持っていても
発信できず、消極的でした。

 

ピアノという楽器をコツコツ続けてきた
ことによって、「ピアノ」を介して
今の自分が出来上がっており、
「基礎」「基本」を常に大切に考えてきた結果
他の人より花開くまで時間がかかったけれども、
『自分なりの花』を咲かせること(音楽を創ること)が
できるようになりました。

 

過ぎた欲をかかず、周囲と比べることをやめて、
僕のいいところを「とても喜んでくれている人達」に
目を向けて、感謝の心を持てば、
『運が開けてくるのではないか』と
本気で「今」思っているところです。



 

2023.01.03:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

中学生=自我の目覚め=部活=ピアノ by ピアノレッスンルームikoi

  • 中学生=自我の目覚め=部活=ピアノ by ピアノレッスンルームikoi

https://pianodiary.exblog.jp/11615668/

 

上のブログを読んでいただいた方が、
「僕」という性格がわかると思います。

 

人は中学生に入るくらいの年頃になると、
『自我の目覚め』という事が起きます。
はっきりと「自分」というものを自覚して
「自分の意思」というものが出てきます。

 

上のブログを読んでもらうとおわかりかと
思いますが、僕の中学時代は小学生からの延長であり、
あまり自分の意思を積極的に表すタイプでは
ありませんでした。自分に自信がないから、あまり
外界に自分をアピールしていかない=ともいえました。
「いい子でいたい自分」というのも自覚していて、
それがあまりよろしくないことも知っていましたが、
そんな自分をあまり見ないようにとフタをしていました。

 

絶対に入らなければならない「部活」には、本当は
あまり毎日活動をしていない写真部とか、そのような
ところに籍を置けば、ピアノを弾く時間も勉強の時間も
バランスよく取れたのでしょうけど。(当時のピアノの
先生から「毎日2時間はピアノを練習しないと芸大、桐朋
は無理だ」と言われていました。)(私は3時間毎日練習時間を
とりましたが。)私は小学校でブラスバンド部に入って、
トランペットをやっていて、吹奏楽も楽しいと思っていました
ので、結局中学も吹奏楽部に入りました。

毎日、それだけで疲れてしまい、勉強は宿題をやるのに
精一杯でした。

でも毎日音楽漬けの日々に満足していましたし、
ピアノの先生も「ピアノ以外の楽器をやることも
いいことだ。」とおっしゃってくださっていたので、
ピアノのレッスンで「一番忙しい部活に入っちゃって!」と
言われることはなく気持ちよく過ごしていました。

ただ、やはり「他の人に自分を表現することは苦手」で、
最後まで友達らしい友達もできませんでした。

 

自分で「問題だな」と思っていたのは、小さい頃から
友達がいなかったり、人との接触を苦手としてきたので、
部活動の仲間などで、どう立ち回っていいかわからず、
トラブルになってしまうことが、たまにありました。

こだわって書いている「友達らしい友達がいない」ことを
問題としていたのですが、最近になって
『それほど大した問題でもないぞ』と思えるように
人生が変化してきたのです。

 

それで、このように『人生の棚卸し』を始めました。

 

 

 

2022.12.31:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]