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なぜ「東京芸大」ではなく「桐朋学園大」を受験することになったのか?by ikoi

  • なぜ「東京芸大」ではなく「桐朋学園大」を受験することになったのか?by ikoi

高校3年生の夏休み中に、芸大を受けるか
桐朋を受けるか、決めなければなりませんでした。

 

ある夏の昼間、自宅でピアノを練習していると、
なんとなく、すぐそばのベランダデッキに出て、
外の空気を吸いたくなりました。

すぐに実行に移して、開放感を味わっていると
東京芸大受験か桐朋受験かの迷いが頭の中に
浮かんできました。

 

僕のイメージとして「東京芸大」というと
東大の赤門みたいに『そびえ立っている』
イメージで自分の心の中に収まる感じでは
なかったのです。

「桐朋」は、課題曲に自分の大好きな
ショパンのエチュードOp.10-4が入っており、
『これが練習できるのならば、合格を自分の
手元に引き寄せられるかも』と心の中に
すっぽり「桐朋」を入れることができたのです。

この精神状態の差で、桐朋受験を決めました。

 

そして、『心の中にすっぽり収まった桐朋の
イメージを受験終了まで続けて持つことができ、
実技試験でもあがることなく、丁寧に演奏することが
でき』ました。

これが、僕の桐朋学園大学ピアノ専攻試験に合格
することができた理由です。

 

頭の中だけで「大学選び」をするのと
心の中を覗いて、落ち着いて自分自身を見つめて
選択するのとでは、「自分の進むべき道がしっかり
見えている方」を選んだ方が、受験当日に
舞い上がらなくて済む利点があるように
思われます。

 

そういう意味では、高校3年の夏の
『自分自身を見つめる』作業は、
一旦、これまでの自分自身の
「人生の棚卸し」を無意識に
行ったんだと思います。

 

2023.01.13:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

全校生徒の中に男子が数名だけの環境だった高校時代の振り返り by ikoi

  • 全校生徒の中に男子が数名だけの環境だった高校時代の振り返り by ikoi

https://pianodiary.exblog.jp/11642224/
 

上のブログを読んでいただくと、
僕の高校時代がわかり、
下の内容がつかみやすくなると思います。

 

僕が行った高校は、普通科と音楽科の2つがあり、
普通科は女子しかとらなくて、音楽科は男女共学でした。
ということは、『全校生徒の中に男子が数名のみの環境』でした。

 

「芸術」というのは、男性的な部分と女性的な部分=
違う表現を使えば、大胆なところと繊細なところ
両方が必要になってくる気が個人的にはしています。

 

ですから、男子が女子ばかりのところへ飛び込んで
女子をよく観察していれば、学ぶところが多かったと
今にして思いますが、当時は「男性性」「女性性」を
あまり意識しなかったため、自分はそういったところの
吸収をせずに、もったいない過ごし方をしたのだ=と、
今、振り返りで思います。

「もったいない」ということでもう一つ言いますと、
元からあまり「人」(男女の別なくして)を観察してこなかった
ということがあります。

もう少し、人のやることや物事の捉え方、感じ方、に
興味を持って人に接していれば、もう少し
「生きやすい人生」になっていたかもしれません。

 

僕は当時、自分自身の将来や人生にしか焦点を
当てていなかったので、判断材料が乏しかったと
今、思っています。

しかし、「一生懸命生きてきた」とは思っているので、
その当時のことは、『これで良かったのだ』と
思うことにします。

 

 

 

 

2023.01.06:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

幼少期から中学時代までの「自分の性格」や「感情」の棚卸しby ピアノレッスンルームikoi

  • 幼少期から中学時代までの「自分の性格」や「感情」の棚卸しby ピアノレッスンルームikoi

『人生の棚卸し』において、
中学時代まででいったん区切って、
自分なりにまとめてみたいと思います。

 

幼少期から「自分の意見」を持っていても
発信できず、消極的でした。

 

ピアノという楽器をコツコツ続けてきた
ことによって、「ピアノ」を介して
今の自分が出来上がっており、
「基礎」「基本」を常に大切に考えてきた結果
他の人より花開くまで時間がかかったけれども、
『自分なりの花』を咲かせること(音楽を創ること)が
できるようになりました。

 

過ぎた欲をかかず、周囲と比べることをやめて、
僕のいいところを「とても喜んでくれている人達」に
目を向けて、感謝の心を持てば、
『運が開けてくるのではないか』と
本気で「今」思っているところです。



 

2023.01.03:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

中学生=自我の目覚め=部活=ピアノ by ピアノレッスンルームikoi

  • 中学生=自我の目覚め=部活=ピアノ by ピアノレッスンルームikoi

https://pianodiary.exblog.jp/11615668/

 

上のブログを読んでいただいた方が、
「僕」という性格がわかると思います。

 

人は中学生に入るくらいの年頃になると、
『自我の目覚め』という事が起きます。
はっきりと「自分」というものを自覚して
「自分の意思」というものが出てきます。

 

上のブログを読んでもらうとおわかりかと
思いますが、僕の中学時代は小学生からの延長であり、
あまり自分の意思を積極的に表すタイプでは
ありませんでした。自分に自信がないから、あまり
外界に自分をアピールしていかない=ともいえました。
「いい子でいたい自分」というのも自覚していて、
それがあまりよろしくないことも知っていましたが、
そんな自分をあまり見ないようにとフタをしていました。

 

絶対に入らなければならない「部活」には、本当は
あまり毎日活動をしていない写真部とか、そのような
ところに籍を置けば、ピアノを弾く時間も勉強の時間も
バランスよく取れたのでしょうけど。(当時のピアノの
先生から「毎日2時間はピアノを練習しないと芸大、桐朋
は無理だ」と言われていました。)(私は3時間毎日練習時間を
とりましたが。)私は小学校でブラスバンド部に入って、
トランペットをやっていて、吹奏楽も楽しいと思っていました
ので、結局中学も吹奏楽部に入りました。

毎日、それだけで疲れてしまい、勉強は宿題をやるのに
精一杯でした。

でも毎日音楽漬けの日々に満足していましたし、
ピアノの先生も「ピアノ以外の楽器をやることも
いいことだ。」とおっしゃってくださっていたので、
ピアノのレッスンで「一番忙しい部活に入っちゃって!」と
言われることはなく気持ちよく過ごしていました。

ただ、やはり「他の人に自分を表現することは苦手」で、
最後まで友達らしい友達もできませんでした。

 

自分で「問題だな」と思っていたのは、小さい頃から
友達がいなかったり、人との接触を苦手としてきたので、
部活動の仲間などで、どう立ち回っていいかわからず、
トラブルになってしまうことが、たまにありました。

こだわって書いている「友達らしい友達がいない」ことを
問題としていたのですが、最近になって
『それほど大した問題でもないぞ』と思えるように
人生が変化してきたのです。

 

それで、このように『人生の棚卸し』を始めました。

 

 

 

2022.12.31:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]

小さい頃から仲良し友達が作れなかったとしても大人になってそう心配はいらない bi ikoi

  • 小さい頃から仲良し友達が作れなかったとしても大人になってそう心配はいらない bi ikoi

https://pianodiary.exblog.jp/11602488/

 

上のブログの記事を読まれてから、下の文章を読まれた方が、
よりわかると思います。

 

僕は小学校の時も、「仲良し友達」は
一人も作れない子でした。

いつも一緒にいる友達=
何かあった時にすぐに相談に乗ってくれる友達=
が、誰もいなかった。

 

相談する相手は両親のみで、何でも両親(特に母親)に
相談しましたが、音楽の事で相談しても、
親の口から「こうやってみれば?」とか、
「この人に相談してみようか?」という提案は
ほとんどなく、親も「困ったなぁ、わからないなぁ」と。
小学校時代はとにかく自分でぐるぐると考えを巡らせるばかりでした。

 

一番大きな「自分の将来に対する」問題は、
今からでも(当時小学生)すぐにヨーロッパに行って
ピアノの勉強やその他の勉強もしたかったのですが、
どういう手立てがあるのか見当がつかず、
また周りの大人たちを頼っても、明解な答えが
返ってくるとは思えず、また、子供心に
「お金がたくさんかかることを想像したり」して、
おいそれと口に出せないような気がしてました。
下に弟が一人いたので、自分ばかり経済的な負担を
かけることへの罪悪感もありました。

今、思い返してみると、子供は子供なりに
いろんな気遣いを親に対してするのだな=と感じます。

 

 

最初に書いた「小学校の時も仲良し友達は一人も作れなかった」
というのは、今も僕は会話下手で、仲間を作ったりできない性格
なのですが、大人の今になって『当時は親しくなかったけれども
今、なんとなく親交があり、大切なポイントを相談したい時に
相談できる友達が3~4人くらいいる』ことでそれでいいのかな=
と思ったりもしています。

 

今、僕は52才なのですが、52才の僕でも、昔「少ししゃべる」
くらいの友達が声をかけてきてくれて、その子の娘さんに
ピアノを教えることになったり、大事な相談事ができるように
なったり。僕が音楽(ピアノ)をやっていたことを今でも続けていることで
お付き合いが再び起こったり=ということがあるので、
今、自分で気づきましたけれども『友達が今も全くいないわけではない』
のですね!!

 

 

大学の時に師事したピアノの先生(今でも僕は尊敬しています)は、
「とにかく、ピアノは細く長く続けることよ!」とおっしゃった
この言葉のパワーに救われています。

 

長く続けるには辛いこともあった道だったけれど、
たとえ一日、「1分や3分」しか弾けない精神状態の
時もありましたが、ピアノを辞めなくてよかった=と
最近少し感じられることが多くなってきました。

 

 

 

 


 

 

2022.12.28:ikoi-piano:[男のピアノ徒然]